

アレクサンダー・テクニークは、身体のクセや緊張を見直し、より自然で効率的な姿勢と動きを取り戻すための知識と技術です。意図せず身につけてしまった不要な力みや姿勢の誤りを知り、「気づき」と「抑制(やめること)」の練習により、手放していきます。
本セミナーは、施術者自身の身体の使い方を見直し、身体的負担の軽減と技術向上を目指す実践型講座です。わかっているつもりの「骨」や「筋肉」が、本当はどういうものか、もう一度考えてみましょう。認識を修正し、自分自身の身体感覚と動きのクセに気づき、再調整していきます。
多くの人が幼少時からの経験で「頑張る=力む」と無意識に捉え、それが様々な問題を引き起こします。施術でも過剰な力みや誤った姿勢で身体を壊すことに。身体構造と動きの原理を改めて紐解くと、力に頼らず軽く自然な動きで施術ができるようになります。
また、自分自身が身体を適切に使えるようになると、クライアントの姿勢や動作に対しても、さらに根本原因に近づくことができ、施術効果や指導の力が高まります。施術の力を底上げする「土台」:自分の身体の理解と使い方──その意味と価値を知り体験するセミナーです。

講師プロフィール

木野村朱美
(株)Aru Quality Pro/身体認識感覚ラボ 代表。 人が持つ本来の能力が出せる身体の使い方を指導する「アレクサンダー・テクニーク」の専門教師。中学校の美術教員を経験後、日本初のアレクサンダー・テクニーク教師養成学校「KAPPA」の2期生になり4年/1,600 時間にわたるトレーニングを修了。
1999 年より京都を拠点に活動を開始。美術、茶道、太極拳、弓道、その他の学びから得た理解も取り入れ、個人、グループでのレッスンを各地で展開。1万人以上のカラダの悩みに触れる指導。理解されにくいこの技術を、「わかりやすく、使いやすく、伝えやすく」…と言語化に努め、オンラインでもレッスンする。
アレクサンダー・テクニーク教師養成コースや、ボディ・マッピングとも呼ばれるアレクサンダー・テクニーク特有の解剖学コースも実施。また、国際資格認定組織の一つ、アレクサンダー・テクニーク・インターナショナルの審査教師でもある。
著書に『頭、あご、首、全身の不調に! 解放!頭の無駄力』、『イラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑』(池田書店)、『「調子いい!」がずーっと続くカラダの使い
方帖』(日東書院本社)があり、複数の言語に翻訳される。雑誌掲載、多数。
セミナー概要
日時 |
2025年10月24日(金) |
---|---|
会場 | 東京都立産業貿易センター 浜松町館 |
受講料 |
前売券 3,500 円(税込) 当日券 4,000 円(税込) |