

手術・放射線・薬物療法による現代医療のがん治療は、しばしば有害反応(副作用)を伴います。がんの支持療法(サポーティブ・ケア)は、そうした症状を和らげ、治療の継続と患者のQOLを高めることを目的とします。
今回のセミナーでは、抗がん剤や手術、放射線の副作用として生じる吐き気や口腔粘膜障害、不安や不眠、倦怠感やリンパ浮腫など、さまざまな副作用を和らげるためのハーブや精油、レメディの活用を解説します。さらに患者を支える家族や医療スタッフなどのケアラーをサポートするハーブや精油、レメディの活用についても提案します。
乳がんに限らず、がんの支持療法は、欧米では確実な広がりをみせていて、今後、アロマセラピストやハーバリストにとって新たな活動領域となります。
[内容]
①統合医療における植物療法のポジション
②がんの支持療法(サポーティブ・ケア)とは?
③乳がん治療の副作用の具体例
④副作用に対するハーブや精油、レメディの活用
⑤ケアラーケアのための植物療法の具体例

講師プロフィール

林真一郎
薬剤師。臨床検査技師。東邦大学薬学部薬学科卒業。調剤薬局勤務を経てグリーンフラスコ株式会社設立。統合医療やホリスティック医学の視点に基づく植物療法(アロマ・ハーブ)の臨床応用を目的に、さまざまな職種と連携しながら活動している。
東邦大学薬学部客員講師。日本赤十字看護大学大学院非常勤講師。静岡県立大学大学院非常勤講師。城西大学薬学部医療栄養学科非常勤講師
[役職]
日本アロマセラピー学会常任理事、日本メディカルハーブ協会理事長、バッチホリスティック研究会理事、日本ホリスティック医学協会理事
[著書]
『臨床で活かせるアロマ&ハーブ療法』(南山堂)
『ファーマシューティカルアロマセラピー&メディカルハーブ』(南山堂)
『メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ』(東京堂出版)
『アロマ&ハーブ療法Q&A』(南山堂)他、多数
[監訳]
『ワイル博士のメディカルハーブ相談室』(東京堂出版)
『メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版』(東京堂出版)
セミナー概要
日時 |
2025年10月24日(金) |
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会場 | 東京都立産業貿易センター 浜松町館 |
受講料 |
前売券 3,500 円(税込) 当日券 4,000 円(税込) |