

筋整流法の創始者・小口昭宣先生が、「腱引き療法とは何か?」を解説します。腱引き療法は、江戸時代から伝わる古武術の活法であり、日本の伝統医療でした。明治以降の日本では西洋医学一辺倒となり柔術は衰退していきますが、日本人の感性による身体の仕組みに対する理解は伝承され、その療法は受け継がれていきます。
この腱引き療法による改善率は高く、西洋医学とも一線を画す効果があります。例えばギックリ腰のクライアントであれば、その日に歩いて帰ることができるくらい回復させた事例も多数。また、最近ではジストニアに苦しむ複数のピアニストに対しても、復帰のサポートを支援しており、数多くの音楽家に希望をもたらしています。
続いて筋整流法 専門指導施術師 女性部部長・中澤順子先生が、現代社会における女性の不調への対処と現状を解説します。医師による薬剤やホルモン剤の処方が中心であるため、経済的負担や身体への負担が大きく、その割には新たな不調を呼び起こす場合も多く、女性の社会進出や活躍の機会を妨げています。こうした現状を踏まえて、より負担が少なく1日も早く辛い日常から救える方法が必要だと考え、その場ですぐに改善できる腱引き療法のスキルを解説します。
さらに頻尿や子宮脱の原因となる日常生活の3つの例を紹介し、その予防と改善に役立つセルフケアの方法も紹介します。お客さまも施術者自身も驚くような「結果が出る仕組みとメカニズム」を公開します。

講師プロフィール

小口昭宣
小口昭宣 筋絡導引術腱引き療法第20代伝承者。筋整流法創始者。
400年の歴史がある武術の活法である腱引き療法を、生理学、解剖学などを用いて理論化し、日本の伝統医療の素晴らしい技を保存し、甦らせ昇華させている。特に近年では難治性の高い股関節症、膝関節症、むち打ち症、五十肩や足関節捻挫などは、一撃改善の技として完成に近づき多くの弟子たちに伝授し、腱引き療法を常に発展させている。
難病に関する取り組み行い、筋ジストロフィー、フォーカルジストニア、パーキンソン病なども研究対象に入れ、日本の世界的なピアニスト、ヴァイオニストも専属で調整を行っている。2025年1月には、フォーカルジストニアの改善に関してアイルランドでの音楽家のための施術会に招待されほど。
最近では女性の「からだケア」について、指導カリキュラムを完成させるなど、積極的なビデオ解説や出版活動、外反母趾改善テープの特許の取得、「目をパッチリさせ小顔を作る」瞬間施術の考案など美容関係についても取り組んでいる。
次の世代にタスキを渡すべくラストスパートに挑んでいる。

中澤順子
筋整流法 専門指導施術師 女性部部長。
化粧品販売や美容学校講師を務めた後、結婚・出産を機に「子どもを育てる」という重大な課題を与えられ、人体についての興味がわくとともに、美と健康は切り離せないものだと気づく。自然に負荷をかけない生活が人間の健康や幸せに関与すると確信し、子育てをしながら田舎暮らしを実践。その後、母の膝の不調を機に「歳だから治らない」と、安易に決めつける現代の医療に納得できずに腱引き療法に辿り着く。
自分自身は出産における陣痛促進剤や会陰切開や仰向けでの出産に疑問を持ち、自宅水中出産を試みるが、逆子が発覚し助産師に断られてしまい、家族だけで出産を経験。家族で取り上げ、へその緒を切ることに。こうした経験を経て、人体の機能は素晴らしいものだが、少しの身体のずれで基本的な性能が発揮できずに辛い思いをしている人がたくさんいると気づく。
現在は、優しい手技だけで痛みや不調から救える技術を多くのセラピストの方に体験していただき、共に人を救う立場で活動しようと腱引き師の養成に努めている。
セミナー概要
日時 |
2025年10月25日(土) |
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会場 | 東京都立産業貿易センター 浜松町館 |
受講料 |
前売券 3,500 円(税込) 当日券 4,000 円(税込) |