テーマ
部門① 「和ハーブでつくるクラフト部門」
タイトル
黒文字ライト
作者
大内春佳
材料
・黒文字の葉
・黒文字の枝
・ドクダミ
・重曹
・酸素系漂白剤
・ティッシュペーパー、ボンド、ライト、歯ブラシ
・フラワーワイヤー
作り方
・黒文字
①黒文字の葉を重曹で約30分煮詰める
②歯ブラシで葉をこすり、葉脈を透かす
③酸素系漂白剤につけ、色を緑に戻す
④葉を押し乾かし、葉にフラワーワイヤーをつける
⑤黒文字の枝にライトと葉を取り付ける
・ドクダミ
①押し花にし、ティッシュペーパーに挟み、液体ボンドで貼り合わせ乾かす
②花瓶の内側に巻く
使い方
お部屋のインテリアとして。
黒文字の枝を細かくしたものを茶パックに詰めた香り袋を、花瓶の底に忍ばせているので、香りが薄くなったら、精油をたらし、お部屋の芳香にも。
暗くなったら、ライトをつけて。
飾っても、香っても、癒されるインテリアです。
作品のアピールポイント
自宅に黒文字とドクダミがあり、剪定や草刈りした時の枝葉を何かに活用できないかと思い、この作品を思いつきました。
黒文字は香りばかり注目されていますが、そもそも葉や枝によい香りがあり、葉や枝を実用品として使ってきた歴史が日本にはあります。現物をもっと見てもらいたい、知ってもらいたい、という思いも込めています。
そのため、ところどころしか残せませんでしたが、葉や枝の産毛、花になるところも残しています。
葉の葉脈を出すのに、パイプ洗浄を使う作り方もありましたが、環境的に思うところもあり、重曹を使いました。その結果、程よい透け具合になりました。
また、重曹で黒文字の葉を煮出すと、茶色い染液が出るので、ドクダミを挟んだティッシュペーパーは、ボンドと染液を混ぜた液で重ね合わせました。
もう少し改良したかった点は、独特の香りで、雑草扱いされてしまうドクダミも、インテリアとして活用できたらな、と思いましたが、押し花にして使うことしか思いつきませんでした。また、本当は本来の黒文字の葉の付き方で、葉を取り付けたかったのですが、難しくて断念。改めて、自然のなせる芸術にはかなわないと感じました。
