テーマ
部門② 「アロマやハーブでつくるクラフト部門」
タイトル
リボンフラワーディフューザー
作者
須賀千賀子
材料
・リボン(黄色、ピンクとも各90cm)
・ミツロウ白
・ローレル(ドライリーフ)
・春雨
・ガラス容器
・黄色クレヨン少量
(環境に優しい材料のみ。ボンドや針金は使っていません)
作り方
①花芯(黄色の花にのみ使用)は溶かしたミツロウに黄色のクレヨンを少し入れ、春雨を浸してすぐに引き上げて作る。
②リボンの端を少し残して、溶かしたミツロウに浸しながら手で吊るしてミツロウリボンを作る。
③リボンフラワーを作る。ミツロウはすぐに固まるので、花芯を入れる場合はそれに巻きつけながら、花芯を入れない場合はそのまま、くるくるとひだを作りながら、バラの花の形にする。
(ミツロウの粘着力で張り付きやすいので、ボンドなどは使わないでも簡単。やり直しも数回大丈夫)
④ガラス容器にローレル(または好みのハーブなど)のドライリーフを入れる。
⑤作ったリボンフラワーを容器の上に乗せる。
⑥ドライリーフなどを適宜飾って仕上げ、好みの精油をバラの下部、ミツロウのついてない部分に垂らして、ディフューズする。
使い方
ハーブの香りを楽しむとともに、リボンフラワーに精油を垂らすことで、可愛らしいディフューザーになります。ミツロウに浸したリボンを使う事でどなたにも自由に花を作れるうえ、先端の布の部分がディフューザーの役割をします。
玄関、居間、寝室、トイレなど、火を使いたくない所でアロマの香りを楽しめます。
リボンの色はたくさんありますので、お祝い事の贈り物にはもちろん、白やブルーなどの花にすれば、お仏壇への花と香りのお供えにもなります。
バリエーションとして、ハーブの代わりに松ぼっくりやローズペタル、綺麗な石などを入れたり、身近な小物を入れて、リボンフラワーから漂う香りとともに自分の癒しタイムに活用できます。
作品のアピールポイント
精油の香りを楽しむディフューザーは各種ありますが、火や電気を使わないで、子供にも安全で身近な材料を活かした可愛らしいものがあったら、と考えました。以前、ミツロウのバーやミツロウの花を作ったことがあることから、それらも考えましたが、「もっと材料が少なく、誰でも手軽に作れる、再現性のあるアロマクラフト」というコンセプトを念頭に置いたところ、リボンを使ったら良いのでは!と思いつきました。そこで、ミツロウの粘着性を活かすことで、どなたでも簡単にバラが作れるうえ、リボンの端はミツロウを浸していないので、精油をキープする事ができると思い作りました。また、自宅の庭にローレルの木があり、年中室内に枝ごと吊るしているので、今回はそれを活かそうと思いました。
実は、白い花バージョンをお仏前にお供えさせていただいた事があります。お線香の代わりにサンダルウッドや、癒しのラベンダーの精油を添えました。
材料も、針金やボンドなどを一切使わず、古くなれば土に還るものなので、安心です。
シンプルなクラフトですが、ハーブやアロマを楽しみ、癒しの一助となれば幸いです。
