テーマ
部門② 「アロマやハーブでつくるクラフト部門」
タイトル
〜香りを奏でる〜ボタニカルガラスボックス
作者
南雲清美
材料
・ジェルワックス
・ドライフラワー(ラベンダー・オレンジ・カスミソウ・リーフ)
・紙コップ
・石膏
・水(精製水、水道水どちらでも可)
・製氷用シリコンモールド(縦長・10個作成用)
・ラベルシール
作り方
[土台部分]
①ガラスボックスに入るよう厚紙で四角い型枠を作り、その中にワックスペーパーを敷く
(ガラスボックスが耐熱ではないので、流し込むことができないため)
②①をガラスボックスから出し、ステンレストレイの上で作業を進める
③ジェルワックス全量3分の2をハサミで細かく切り、ステンレス製カップに入れ、ホットプレートで溶かす
④ジェルワックスが溶けたら、③の型枠に流し入れ、その上にドライフラワーを置いていく。
⑤残りのジェルワックスをホットプレートで温め、ドライフラワーを覆うように溶けたジェルワックスを流し入れる。固まったらガラスボックスにセットする。
[アロマストーン部分]
シリコンモールドに、8個分溶けた石膏を流し入れる。8個の長さを長いものから短いものまで作成するため、ワックスペーパーを使い、好みの長さのところで石膏が流れないように留めておく。
①紙コップに石膏・水を加え、1分程置く。
②木べらで底から良く混ぜ、溶けたアイスクリームくらいになるまで混ぜる。
③シリコンモールドに手早く流し入れていく(8個分)。
④固まったら取り出し、土台のジェルワックスの上に飾る。
使い方
滴下したい精油を、該当する石膏の上に垂らします。
数か所に滴下すれば、香りのブレンドとしてお楽しみいただけます。
そして、滴下する精油が決まっているので、ストーン(石膏)の香りが混ざってしまうということもありません。
作品のアピールポイント
その日の気分に合わせて音楽を聴くように、香りもその時に響く香りをブレンドして嗅ぐことで、ガラスボックスを開けるのが楽しくなったら良いなとの思いから、作成しました。
そしてヒントを得たのが、イギリスの香料研究者“セプティマス・ピエス”の「香り」と「音」を結びつけた『ピエスの香階(こうかい)』です。
46種の天然香料を音階のように並べ結び付けたピエスの香階の中から、日常に使いやすい精油を選び、木琴や鍵盤に見立ててみました。
ド・・・パチュリ
レ・・・ベルガモット
ミ・・・オレンジ・スイート
ファ・・ベンゾイン
ソ・・・ネロリ
ラ・・・ラベンダー
シ・・・ペパーミント
ド・・・ゼラニウム
ド・ファ・ラ → パチュリ+ベンゾイン+ラベンダー
のように音から香りのハーモニーを、
または
オレンジ・スイート+ネロリ+ゼラニウム → ミ・ソ・ド
のように香りから選ぶとどんな和音が生まれるかも想像できて楽しいです。
香って、見て、触れて、(想像の中で)聴いて、といった感覚を研ぎ澄ませてくれるハンドメイドアイテムです。
