

女性にとって「更年期」とは、人生における最大の試練です。ホルモンバランスの変化からくる肩凝りや腰痛・不眠・気分の浮き沈み・理由のない不安感などの不定愁訴はもちろんです。しかし、「自分が女性である」というアイデンティティーが崩れ落ちるような試練を体験しなければならない恐怖については、あまり語られることはなかったでしょう。
講座ではこの点について深く言及し、「女性」という偉大な存在の本質を理解することから始めます。同時に、この時期の女性たちに多い、心身の不調による不安や苦痛を大きく軽減することは重要です。そのためにマッサージセラピーが他のどのメソッドよりも的確で効果的な施術ができることを、みなさんはご存じでしょうか。
「医療に最も近いマッサージセラピー」では、まず「更年期」という症状を「病理学の観点」から理解して施術の方向性を決定します。それから目の前のクライアントの「姿勢観察」による分析/アセスメントを行い、その方に合う個別の施術プランを作成します。そしてオイルマッサージの強みである「極上のタッチ」を駆使して、女性たちを苦痛から解放し、新しい人生の在り方を祝福する施術をお見せします。

講師プロフィール

國分利江子
米国NY州政府認定マッサージセラピスト。MTI 学長。転職する際に日本の一般的なリラクゼーションの施術に疑問を感じて、「人の身体に触れるセラピストになるならば、人体や病気の知識が必須である」と考えて、世界中のマッサージスクールについてリサーチ。そして、日本や欧州の一般的なスウェーディッシュマッサージとは全く異なる「医療に最も近いマッサージセラピー」があることを知って迷うことなく渡米。1916年、理学療法士にオイルマッサージを教えるスクールとして創立され、約110年の歴史があり『マッサージ界のハーバード大学』という最高認証をもつ、NY州の Swedish Institute に入学する。
セラピー先進国アメリカで「本物のセラピーとは何か」を理解し衝撃を受け、日本の接客業のようなレベルのセラピストの意識と働き方を向上させたいと考えるようになる。日本の法律を遵守しながら医療に最も近い仕事ができるセラピストの育成のために、日本初・大学レベルのスクールであるMTI(マッサージセラピー・インスティテュート)を創立する。日本のセラピストの意識と実力を劇的に向上させて社会的地位を押し上げ、セラピストがより自立して働く未来を支援している。著書に『マッサージセラピーの教科書』(BABジャパン刊)がある。
セミナー概要
日時 |
2025年10月25日(土) |
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会場 | 東京都立産業貿易センター 浜松町館 |
受講料 |
前売券 3,500 円(税込) 当日券 4,000 円(税込) |