

"「身土不二」~生まれ育った土地と身体は二つと切り離せない"
世界初の系統的医学であり、アジア各地の伝統医療のルーツでもあるアーユルヴェーダでも、「地元の素材を使うこと」は最も大切な概念をされます。
ところで日本の伝統医療は厚生労働省では「漢方」ですが、「漢(中国の古い国名) 」+「方(医学)」の文字通り、内容はほぼ中医学で、使う素材も日本の足元には無いものばかり。
一方、日本には各地に「和方」と呼ばれる民間療法が残ります。
それは権威医学ではなく、子と孫への思いや祖先への感謝で成り立ってきた“忘れられた真の日本伝統医療”。北方のアイヌ文化圏、本州~九州の修験道文化圏、そして独自の植生を持つ琉球文化圏の大きく3つに分かれ、手法も使われる植物も漢方とは異なります。
和方は日本人の遺伝子が引き継ぎ、日本の気候や自然の中で長い時間をかけてきた“真のエビデンス”であり、そこに使われる和ハーブたちは足元の宝物。現代のセラピストであっても日本人であるならば、まずは日本のものを知り、そして使っていくべきではないでしょうか?
20年近く和方について全国をフィールドワークして調査・経験を積み、培ったネットワークから、和ハーブ協会だけが提供できるレアで貴重な講座です!

プロフィール

古谷暢基
博士(医学)、一般社団法人和ハーブ協会代表理事など。
“日本医療の父”北里柴三郎の血を引く。「賢い健康市民づくり」をテーマに分かりやすい健康・医療の啓発に日々奔走する。
著書(共著含む)は『和ハーブ図鑑』(素材図書)『カルボナーラとペペロンチーノどっちが痩せる?』(角川春樹事務所)など30冊以上、TV・ラジオ出演等多数。
神奈川県鎌倉市にて自然の中で育つ。
早稲田大学を卒業後、エッソ石油株式会社(Rockfeller JAPAN)入社、慶応ビジネススクール MBA アントレプレナーコースを履修。
2005年 日本ルーシーダットン普及連盟を設立、4千年の歴史を持つ世界最古のエクササイズを僅か2年で全国に広める。
2008年 日本ダイエット健康協会を設立。日本初ダイエット知識の検定・資格「ダイエット検定」受験者は10 万人以上。
2010年 日本の植物文化継承をテーマに和ハーブ協会を設立。
2017年 日本入浴協会を設立、「入浴検定」スタート。
2018年 WHO/Unicefのアルマ・アタ宣言で創立された国際補完医療大学 日本校学長に就任。120か国と連携した世界の伝統医療を学べる場を提供。
講演概要
日時 |
2025年10月25日(土) 12:00~13:00 |
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会場 | 東京都立産業貿易センター 浜松町館 |