20241129日 (金)30日 (土)
に開催!

会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館

スキルアップ、ビジネスコラボから、出会い、癒しの体験まで
セラピストが「セラピーワールド東京 2023」を満喫した2日間。

10月6日(金)7日(土)に開催した「セラピーワールド東京 2023」には、全国から大勢のセラピストや自然療法、美容に携わる来場者が集いました。
愛知県春日井市で自宅サロン「Green Garden」を営む中川めぐみさんは、2日間にわたりセミナーを受け、出展ブースを巡り、セラピスト大交流会に参加しました。そこで得たことや発見したこと、今後に活かせることなどを綴ります。

『セラピスト』2023年12月号掲載(2023年11月7日発売)
文◎中川めぐみ(セラピスト)

熱気あふれる会場
まさに「セラピーの宝庫」

施術が受けられるブースで
ハンドマッサージを体験!
「セラピーワールド東京は、一般的な展示会とは少し違います」

主催である『セラピスト』編集部の方から、このレポートのお話をいただいた際に言われた言葉です。

私は愛知県春日井市で、20年以上にわたり自宅サロンを営んでいます。そのため、これまで見本市や展示会には何度か参加してきましたが、「セラピストの祭典」である『セラピーワールド東京』は初体験。

今回ようやく参加できることの嬉しさとともに、今までの展示会とどこが違うんだろう? ワクワクを携えて、10月6日(金) 7日(土)の両日ともに参加してきました。

会期初日午前。フロアに足を踏み入れると、2フロアにぎっしりの出展ブースにセミナールーム、メインステージ、食品やコスメなどオーガニックのアイテムを揃えたオーガニックナーレ、クラフトコンテスト作品展示などなど盛りだくさん!

すでにこの段階で多数の来場者で賑わっており、例えば主催の「BAB ジャパン」のブースは、発行雑誌や書籍、DVDが当日限定20%オフなところに、各セミナーが終わった瞬間、先生の著作を求めて受講生がどっと訪れ、向かい側で行うサイン会も大盛況。そのパワフルな様子に驚き圧倒されました。

  • クリスタルボウルの音色に癒される。
  • 宮崎ますみ先生の経験談を聴きたいと、
    立ち見客で溢れかえった。

充実のラインアップ!
特別講演&セミナー

セミナーと特別講演のプログラムを見て驚いたのが、さまざまな分野を網羅した、まさに第一線で活躍される先生方が講師を務めること。そしてメインステージでの無料イベント、セミナールームの有料講座を合わせると、その数なんと60!

これは確かに他の展示会と比べて特徴的で、お客さまのニーズに応えるべく常に学び続けている多くのセラピストにとって、非常に魅力的だと感じました。

  • エステティック業界のトップに立つ、
    「エステ王子」小野浩二先生の
    スキルを目の前でチェック!
  • 立ち見の聴講者で賑わう、鏡リュウジ先生の講演。
    「占星術とハーブの深いつながり」について、
    興味深い話が聴けた。

はじめに、浅井隆彦先生による「介護・看取りの時代を救う!『介護アロマ』実践セミナー」に参加しました。最初に、衣服に貼れるアロマシールにユーカリラディアータ精油を滴下して全受講生に。これも「高齢者が親しみやすい精油を選び、負担のない方法で香りを纏ってもらう」介護アロマ実践のひとつ。

製薬会社勤務を経験し、アロマセラピストや鍼灸マッサージ師、ケアマネージャーの資格を持つ浅井先生は、数年前に奥様をご自身の介護で看取られました。そのご経験から、忌憚なくかつ実践的な介護アロマの多くのエッセンス、また高齢者の足のむくみケア実演について分かりやすく講義くださいました。

和ハーブの第一人者、平川美鶴先生から、
ブレンドのコツを伝授!
続いて谷口晋一先生の、「成功サロンに学ぶ3大プラン スクール・物販・プロデュース」を受講。セラピー業界を俯瞰する「セラピストの学校」校長で、コンサルティングでもご活躍の先生が、業界の変遷と現在を踏まえて、施術にとどまらないセラピストの活動事例を分析し、紹介されました。

私たちセラピストの可能性は施術だけではないということを、全国から集めた多様な事例を通して再認識でき、会場には事例となったセラピスト自身も参加していて(実は私もその一人でした)、セミナー終了後には受講生同士のさらなる情報交換の輪もできていました。

初日の最後は、小野浩二先生による「リピート率を飛躍的に上げる小顔フェイシャル5ポイント」を受講。

“エステ王子”としてご活躍で、SNSでの発信も積極的にされている小野先生。「技術はもちろん、接客やカウンセリングが重要」という先生の考えには、以前から感銘を受けていましたが、その姿を目の前で、実演を交えて非常に明快に講義いただけて大変勉強になりました。受講者からの質問にも丁寧に答え、昨年の「セラピーワールド東京」に続いての受講という方もいらっしゃるのが頷ける講義でした。

そして翌7日は、メインステージへ。著名な先生の講義が無料で聴講できるとあって各回大盛況。中でも圧巻だったのが鏡リュウジ先生の講演です。最終的には立見も含め、200名近くもの人数がステージ前に集まりました。

冒頭、アロマテラピー書籍の名著『アロマテラピーのための84の精油』(ワンダー・セラー著)を挙げ、「ラベンダーのところを見ると、サラッと『支配星―水星』って書いてあるんですよ」と、アロマやハーブと占星術の興味深いつながりを示唆。さらに古くからの哲学や神話の世界に始まり、ハーブと占星術ともに研究を深めたニコラス・カルペパーの業績へと話は続きます。

先生の長年(高校生の頃から!)かつ多岐にわたる研究と、知識に裏打ちされた分かりやすい講演は、立見で熱心にメモを取りながら聴講される方も数多く、終始熱気に包まれていました。

  • スリランカに移住した宮川明子先生が帰国し講演!
  • エステティックグランプリでお馴染み、
    アンジェラックスの長谷屋希さんによる
    全国トップレベルのフェイシャル技術を間近で拝見!

大注目の和精油コーナーで
新たなビジネスのヒントが!

この日は、和精油のスペシャリスト重松浩子先生が監修する、国内のさまざまなメーカーの和精油を楽しめるコーナーにも足を運びました。メーカー違い、抽出部位違い(枝葉と木部)によるスギ精油の香り比べを楽しんでいたところ、重松先生本人にお会いすることができました。

今回展示販売されている以外にも、日本にはこだわりを持った素晴らしい生産者やメーカーがまだまだあること、柑橘類精油の「水蒸気蒸留法」といっても実は原材料などにいろいろな違いがあること、「野生(に近い)」と「栽培」のレモン精油の香りの違い、日本人は多種の柑橘を使いこなす民族であること……などなど、直接お話を伺うことができて感激の時間でした。

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